関東7都県 人口増減ランキング2024|最も伸びたのはどこ?
【導入文】
2024年の人口動態データが発表され、関東エリアの人口の増減に注目が集まっています。人口減少が進む日本において、関東7都県はどうだったのか?増えた県、減った県、それぞれの背景をランキング形式で読み解きます。
【関東で最も人口が増えた県は東京都】
東京都が最も人口を増やしました。人口増減数は70,237人、人口増減率は+0.51%でした。
東京都は依然として人を惹きつける魅力が強く、社会増加が人口増をけん引しています。
【全国で進む人口減少、関東は人口増えたのか?】
関東7都県全体では、人口増減数は+26,100人、自然増減数は-222,850人、社会増減数は+248,950人でした。
社会増が自然減を大きく上回り、関東では依然として人口が微増していることがわかります。
【子供が産まれない日本。関東エリアで深刻な県は?】
自然増減とは、出生数から死亡数を差し引いた指標です。マイナスであるほど少子高齢化の影響が深刻とされます。
自然増減数ランキング(ワースト順):
都道府県 自然増減数 自然増減率
東京都 -48907.0 -0.0035
神奈川県 -43836.0 -0.0048
埼玉県 -40121.0 -0.0054
千葉県 -36459.0 -0.0058
茨城県 -22265.0 -0.0077
群馬県 -16315.0 -0.0084
栃木県 -14947.0 -0.0077
出生数の減少が各県で深刻となっており、すべての県で自然減が続いています。特に東京都と神奈川県の自然減が目立ちます。
【関東で人が流出する県はどこ?】
社会増減とは、転入と転出の差分を表す指標です。マイナスは人口流出超過を意味します。
社会増減数ランキング(ワースト順):
都道府県 社会増減数 社会増減率
栃木県 2300.0 0.0012
群馬県 4571.0 0.0024
茨城県 8147.0 0.0028
千葉県 36542.0 0.0058
埼玉県 37725.0 0.0051
神奈川県 40521.0 0.0044
東京都 119144.0 0.0086
茨城県・栃木県などで社会減が見られ、地方から都心部への人口移動が続いています。
【10年前と比較!関東で人口が増えた県、減った県】
10年前と比較した人口増減のランキング:
都道府県 10年前比較_人口増減数 10年前比較_人口増減率
東京都 709865.0 0.053769
神奈川県 108082.0 0.011876
埼玉県 89791.0 0.012319
千葉県 62298.0 0.009971
栃木県 -93485.0 -0.046504
群馬県 -100455.0 -0.049738
茨城県 -127948.0 -0.042740
東京都を中心に人口が増え続けている一方、北関東エリアでは微減傾向が見られ、地域ごとの明暗が分かれています。
【人口減少がすすむ日本の関東の人口】
関東全体では、社会増が自然減を上回ることで全体の人口は増加しています。しかし、自然減の深刻さや地方圏での流出傾向など課題も多く、長期的には楽観できない状況です。今後の人口動態の動きに注視が必要です。